自動車保険の保険料は高いものです。いざというときのために､と思うとやむをえない感じもしますが､安くできればそれに越したことはありません。
しかし保険料を下げるために保障の範囲を狭くしたり､保障の金額を下げることは、万が一のときのことを考えると得策ではありません｡そこでエ夫したいのが､各保険会社で用意されているさまざまな特約や割引制度です｡
割引というと､一般的に知られているのが等級です｡保険を使わない期間が長くなるにつれて割引額が増えていくシステムで､最大で20％もの割引となります。
しかしこれは自動車保険の基本的な割引制度で､どこの保険開始やも共通で差異はありません｡注目したいのは､保険会社が独自に設けている割引制度です｡
年間の走行距離が少ない､ゴールド免許歴が長い､無事故無違反期間が長い､運転する人の年齢が40歳以上など､自動車保険を使う機会が少ないとみなされるケースに限り､割引があるというものです｡
保険と言うのは加入者の保険料で保障をまかなっています｡そのため､保障ばかりしていると元手がなくなってしまうので､保険をよく使う人に対しては高い保険料を科すことになりますが､その逆に保険を使わない人に対しては保険料を安くすることが出来るわけです｡そして沢山の人に加入してもらうというのが保険のビジネスモデルです。
